ごあいさつ

GREETING

弊社と非鉄金属との関わりは、昭和29年創業より半世紀超におよび、創業以来培った知識、技術を基本に手作業によるきめ細やかな選別リサイクルを実施し、資源の有効利用をとおして地域環境保全に努めてまいりました。

以来、施設の充実と独自の最先端大型処理システムにより処理能力の拡大に努め、そしてエックス線分析器などの導入により、きめ細かな選別が技術的に可能です。

現代は、さまざまな産業において環境破壊の問題が日々深刻化しています。環境問題への対策が極めて重要な課題であることは周知の通りです。

これからの社会は、環境保全と経済とのバランスを取りながら発展して行くことが求められます。

柴田産業は他に類を見ない、きめの細かな安定した、質の高い「高品位リサイクル」を目指し、社会に貢献することを企業理念として、自然界への排出ゼロを願いエンドレスなリサイクルの実現へ積極的に取り組んでまいります。

柴田産業株式会社 代表取締役 斉 浩

SDGsへの取り組み

INITIATIVES FOR SDGs

持続可能な開発目標(SDGs:Sustainable Development Goals)とは、2015年9月の国連サミットで採択された、持続可能でよりよい世界を目指す国際目標です。17のゴール・169のターゲットから構成されています。

柴田産業株式会社ではリサイクルに深く携わる企業として「リサイクル技術のイノベーション」「脱炭素型金属リサイクルシステムの構築」「リサイクル技術の情報発信・人材育成」の3つのテーマを設け、それぞれに定めた目標に対する取組みを行うことで、SDGsの各目標と連動した活動を実践してまいります。

リサイクル技術のイノベーション
~さらなる高品位リサイクルに挑戦する~

SDGs関連項目柴田産業の取り組み
  • ・将来的な人手不足に備え、最先端技術(AIやIotロボットなど)を活用し、機械選別能力を向上させ、いっそう高品位のリサイクル原料を効率的に生産する。
  • ・これまで蓄積したノウハウと独自に入手したリサイクル技術の最新情報に基づき、新たなイノベーションを起こす。たとえば、都市鉱山の回収・再生など。
  • ・廃棄物排出者や金属精錬所やメーカーと協働して、全体最適な3Rで循環する仕組みをする。

脱炭素型金属リサイクルシステムの構築
~エネルギー投入量削減(CO2削減)~

SDGs関連項目柴田産業の取り組み
  • ・今後、急増する電子基板、バッテリー、太陽光パネルのリサイクルに関する技術実証実験に関わる機会を持ち、実装する。(国やメーカー、スタートアップ企業との協働)
  • ・脱炭素経営への対応として、自社事業に伴い発生するCO2排出量を管理する。
  • ・CO2排出量を削減するため、省エネ対策、再生可能エネルギーの利用を進める。長期的にはエネルギー転換方針(電化、バイオマスの利用、水素の利用など)を検討する。

リサイクル技術の情報発信・人材育成
~次世代のリサイクル技術者育成に向けて~

SDGs関連項目柴田産業の取り組み
  • ・工場見学への受入や就業体験の機会提供、インターネット等への情報発信などにより、リサイクル技術やリサイクルの意義を広く伝える機会を持つ。(特に小学生や中学生など)
  • ・社員のスキルを継続的に向上させるため、体系的に行う仕組みを持つとともに、最新のリサイクル技術に接する機会を提供する。

環境方針

ENVIRONMENTAL POLICY

1基本理念

柴田産業株式会社は、廃棄物の再資源化が地球環境を守るために多大な影響を持つことを深く認識して、資源循環型社会の構築に貢献するため、『3R(スリー・アール)活動の拡大・推進』をスローガンに掲げ、全従業員参加のもと環境改善活動を継続して推進します。

2基本方針

  • ISO14001規格に適合した環境マネジメントシステムを構築し、本方針を達成するために環境目標を設定し、具体的な実施計画を策定し、これを実行します。
  • 廃棄物等のリサイクル活動を通じて、資源循環型社会の実現を目指します。
  • 関連法規および、当社が同意する社会的約束を順守します。
  • 全従業員等に対して環境および安全に対する意識向上教育と訓練を行うと共に、必要な情報を周知徹底します。
  • 環境パフォーマンスを向上させるため、環境方針、目標を定期的に見直し、環境マネジメントシステムの継続的な改善を行い、環境リスクの予防に努めます。
  • 事業にあたって汚染の予防策と緊急事態への対応を確立して環境リスクを予防します。

3重点施策

事業活動が環境に及ぼす影響を評価し、以下の重点管理項目を定め、その改善を継続して推進します。

  • 廃棄物やリサイクル金属の取扱量を増やして再資源化の促進を図ります。
  • 効率的な企業経営を行ない、適正利益確保を基にした経営の安定を図ります。
  • 「安全第一」を常に心がけ、お客様、地域社会、従業員に満足を提供します。
  • 本社及び各事業所での美化活動を推進し、従業員の安全・健康に配慮します。
  • 基本理念、基本方針を達成できるよう、当社業務に従事する人々を教育し、能力を向上させます。

2020年10月1日
柴田産業株式会社
代表取締役社長 斉 浩

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